7. 草刈り機(刈払機)の安全な使い方とよくある事故の防ぎ方

便利な草刈り機に潜む「命に関わる危険」

広範囲の雑草を一網打尽にできるエンジン式や電動式の「草刈り機(刈払機)」。ホームセンター等で誰でも簡単に購入できる身近な農機具ですが、実は農林水産省や消費者庁から毎年注意喚起が出るほど、重大な死亡・重傷事故が多発している危険な機械でもあります。

この記事では、ご自身で草刈り機を使用される方へ向けて、絶対に守るべき安全な使い方と、よくある「キックバック事故」などを防ぐための必須知識を解説します。

最も恐ろしい「キックバック現象」とは?

草刈り機による事故の中でも、最も頻度が高く、かつ致命傷になりやすいのが「キックバック」によるものです。

キックバックとは:
高速回転している金属刃(チップソーなど)が、切り株、石、フェンス、コンクリートの壁などの硬い障害物に当たった瞬間、強烈な反発力で機械自体が作業者の意図しない方向(主に右側や手前)に弾き飛ばされる現象です。
弾き飛ばされた刃が作業者の足に直撃して大出血を起こしたり、バランスを崩して転倒した際に顔面や首に刃が当たってしまうという悲惨な事故が実際に起きています。

【キックバックを防ぐための対策】

必ず着用すべき5つの安全装備(保護具)

「庭の草を少し刈るだけだから、Tシャツとサンダルでいいや」という油断は禁物です。プロが草刈りをする際は、夏場の炎天下であっても必ず以下のフル装備に近い服装で行います。

  1. 保護メガネ(ゴーグル)またはフェイスシールド: 高速回転する刃によって、小石や枝、折れた金属刃の破片が弾丸のようなスピードで顔に向かって飛んできます。失明を防ぐための必須アイテムです。
  2. 防振手袋・長袖長ズボン: エンジンの激しい振動から手を守る厚手の手袋と、虫刺されや草の破片から肌を守る長袖・長ズボン(できれば厚手の作業着)。
  3. 安全靴(または長靴): 万が一刃が足に当たっても被害を最小限にするための鉄芯入りの靴、または斜面で滑りにくいスパイク付きの靴。
  4. すね当て(防護エプロン): 飛散した石や、跳ね返った機械から下半身を守ります。
  5. ヘルメット・帽子: 頭部の保護と熱中症対策。

作業環境の安全確保:周囲15メートルは立ち入り禁止

草刈り機を使用している最中は、エンジン音や作業への集中で周囲の気配に全く気づけません。「お父さん、お茶持ってきたよ」と後ろから近づいた家族に気づかず、振り返った拍子に機械が当たってしまう事故もあります。
作業中は周囲15メートル(最低でも10メートル)以内には絶対に誰も近づけないようにしてください。また、道路沿いで作業する場合は、飛石で通行人や走行中の車、駐車してある車に傷をつける「物損事故」も頻発しています。車やガラスの近くでは必ず防護ネットを張るか、手刈りに切り替えるなどの配慮が必要です。

安全に自信がない場合は、迷わずプロへ!

草刈り機は正しく扱えば非常に効率的な道具ですが、常に「むき出しのノコギリが高速回転している」という事実を忘れてはいけません。
特に、急な斜面での作業、足場の悪いぬかるんだ場所、石や切り株が大量に隠れている荒れ地などでの機械刈りは、熟練のプロであっても細心の注意を払う危険な作業です。

「みどりの便利屋さん」のスタッフは、刈払機取扱作業者安全衛生教育などの専門教育を受け、長年の経験を持つプロフェッショナルです。危険な場所の草刈り、障害物だらけのお庭の草刈りは、無理をせず安全・安心な当サービスにお任せください。

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