4. 【図解】スズメバチとアシナガバチの確実な見分け方と危険度レベル
庭先で見かけるハチ、その正体は?
春から秋にかけて、お庭の手入れをしている最中や、ふと見上げた家の軒下にハチが飛んでいるのを見かけることがあります。「ただの虫だから」と放置しておくと、知らない間に巨大な巣が作られ、家族やご近所が刺されるという重大な事故に発展しかねません。
日本で頻繁に見られ、人間にとって危険なハチの代表格が「スズメバチ」と「アシナガバチ」です。この2種類は、危険度、巣の形状、そして飛び方が全く異なります。安全を確保するためには、まず「相手がどちらのハチなのか」を正確に見分けることが非常に重要です。
スズメバチの特徴と危険度(危険度:★★★★★)
スズメバチは日本に生息するハチの中で最も獰猛かつ攻撃的で、強力な毒を持っています。死亡事故の多くは、このスズメバチによるものです。
- 見た目と大きさ: 体長は2cm〜4cm以上と非常に大型で全体的に丸みを帯びており、鮮やかなオレンジ色(または赤褐色)と黒の縞模様が特徴です。(※種類によって多少異なります)
- 飛び方の特徴: 「ブーン」という重低音の羽音を立てながら、直線的でスピード感のある飛び方をします。人間が近づくと、アゴを「カチカチ」と鳴らして威嚇してくることがあります。
- 巣の形状(ココが重要!): 初期(春先)はとっくりやフラスコを逆さにしたような独特の形をしています。夏から秋にかけて働きバチが増えると、マーブル模様(茶色や灰色の縞模様)が入った綺麗な球体(ボール型)になり、最終的にはバレーボール以上の巨大なサイズになります。巣穴は通常1つしかありません。
- 危険性: 巣に数メートル近づいただけで一斉に攻撃してくる種類(キイロスズメバチなど)もいます。毒液を空中に散布し、その匂い(警報フェロモン)で仲間を呼び寄せるため、大変危険です。
アシナガバチの特徴と危険度(危険度:★★★☆☆)
アシナガバチは、スズメバチに比べると性格はおとなしいですが、日常生活で最も接触する機会が多く、刺される事故の件数としては非常に多いハチです。
- 見た目と大きさ: 体長は1.5cm〜2.5cm程度。全体的にスリムな体型で、鮮やかな黄色と黒の縞模様が特徴です。
- 飛び方の特徴: その名の通り、長い後ろ足をだらんと下げて、フワフワと波打つように飛びます。スピードはスズメバチほど速くありません。
- 巣の形状(ココが重要!): シャワーヘッドやハスの実のような形で、下から見上げると六角形の巣穴(部屋)が剥き出しになっており、中にいる幼虫やサナギの白いフタが見えるのが特徴です。外側のカバー(外皮)がなく、最大でも手のひらサイズ〜お茶碗程度の大きさです。
- 危険性: 巣を直接刺激しない限り襲ってくることは少ないですが、庭木の剪定中や洗濯物を取り込む際に、誤って巣やハチに触れてしまい刺されるケースが後を絶ちません。刺されたときの痛みは「スズメバチよりも強い」と感じる人もいます。また、アナフィラキシーショックの危険性はスズメバチ同様にあります。
見分けた後の対応:どちらも自力駆除は推奨しません
もし自宅の敷地内でハチの巣を発見した場合、「シャワーヘッド型だからアシナガバチか。それなら自分で駆除できるかな?」と考えるのは危険です。
アシナガバチであっても、市販のスプレーを一吹きした瞬間に、巣にいる数十匹のハチが一斉に飛び立ち、パニックになって襲撃してきます。防護服を着ていない素人の方が手を出して刺される事故が絶えません。
ましてや、ボール型・フラスコ型の「スズメバチの巣」であった場合は、絶対に近づかず、数秒でも早くプロの業者に連絡してください。
「みどりの便利屋さん」では、プロ専用の分厚い防護服と専用の殺虫剤を使用し、安全かつ完璧にハチの巣を駆除します。戻りバチ(外出中で生き残ったハチ)による再営巣の対策も行いますので、発見した際はお気軽にご相談ください。